株式会社オプトル(代表取締役社長:竹本浩志、以下オプトル)は、最新の予防安全機能に対応する第3世代の車載用ステレオカメラについて、量産を開始しました。
近年、自動車業界ではADAS(Advanced Driver Assistance System:先進運転支援システム)の普及が進み、車両周辺の状況を高精度に検知・認識するセンシング技術の重要性が一層高まっています。
オプトルは、こうしたニーズに対応するため、2016年に第1世代、2020年に第2世代となる車載用ステレオカメラの量産を開始しました。2016年の量産開始以降、継続的な製品開発と品質向上に取り組み、オプトル花巻事業所において月間約10万台規模の安定生産を実現しています。
2026年7月末時点の累計出荷台数は約870万台*¹に達しており、今秋から本格化する第3世代モデルの量産拡大に向け、生産体制のさらなる強化を進めています。
オプトルの車載用ステレオカメラは、独自の光学設計技術、各種キャリブレーション技術、リアルタイム視差補正技術などを組み合わせることで、高い距離計測精度を実現しています。
また、基線長(左右カメラ間の距離)を80mmに抑えた世界最小クラス*²のコンパクト構造により、軽自動車を含む幅広い車両への搭載を可能とし、車両設計における搭載自由度の向上に貢献しています。
今回量産を開始した第3世代モデルでは、従来モデルと比較して性能をさらに向上させました。カメラの広角化により、交差点における対向車や、横断中の自転車・歩行者など、より広範囲の対象物を検知・認識することが可能となっています。
開発にあたっては、センサーサイズ拡大に伴う消費電力の増加に対応した放熱設計に加え、従来のコンパクトなサイズを維持するための組立・検査技術を開発しました。これにより、レンズの広角化と小型化の両立を実現させています。
さらに、高精度な画像の歪み補正を可能とする走行キャリブレーションアルゴリズムの開発も実施し、車両周辺環境の検知・認識性の向上を支えています。
オプトルは今後も、長年培ってきた光学技術と画像センシング技術を活用し、安全・安心なモビリティ社会の実現に貢献してまいります。
■ 製品紹介ページ:
https://www.optowl.com/products/mobilitysafety/stereo-camera.html
*¹ 2026年7月末時点
*² 2026年7月時点、当社調べ